960mm×1900mmの巨大サイズの角トップを特注で制作した。
既製品の角トップは800mm×800mmなので、その3倍程度のボリュームだ。値段の方も当然のように3倍以上かかるし、大き過ぎて西濃運輸などの路線便でメーカーから送ることもできず、チャーター便を手配する必要がある。経費を含めて角トップだけでトータルで60万円程度かかった。
角トップだけで60万円もかかってしまうのはどうかと思ったので、以下の記事のようにチムニー部分だけ大きく作って、チムニーの上部に既製品の角トップを乗せられるような突起を作る提案をしたのだけど、今回の現場はチムニーと一体の巨大サイズのものとなった。
新築住宅に薪ストーブを設置する案件で、今回は外から見ると巨大なチムニーで、まるで暖炉のようなイメージの立派なものだ。
巨大なチムニーなので、...
人力で持ち上げるのは困難なので、ユニック車を手配して現場への搬送と、設置工事を行った。
チムニーの近くにユニック車が横付けできる現場だったので、何とかなったけど、そうでなかったら困難を極めただろう。
角トップは蓋部分、ルーバー(本体部分)、ベース(架台)部分の3ピース構造になっているので、トラックの荷台の上で分解して、パーツごとに順番にチムニーのところまでクレーンで吊り上げる。
吊り上げてチムニーに取り付ける作業中は真剣勝負なので写真を撮っている余裕は全くなかった。
今回制作した角トップは巨大サイズのため、煙突掃除の際に蓋を全部外すのも大変なので、煙突の上部だけ小さなメンテナンス用の蓋を設定して、それだけ外せば煙突掃除できるように設計した。またその部分の角トップ側面に足場板を常設で取り付けてあり、そこに乗って作業できるようにしてある。
このように、いかなる場合でもメンテナンス性まで配慮した設計を行っている。
これまでの角トップ取り付け工事と段違いの難易度の高さで、大変だった。
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コメント
なぜこんな巨大なトップが必要になったのでしょうか????
デザインと見た目重視だと思われます。
お客さん家でお客さんの購入した物を棺桶とはいかがな表現かと。
タツさま;
そうとしか見えないので仕方ありません。