北軽井沢に戻ったら、休む間もなく、すぐに翌日に煙突工事&薪ストーブ設置工事だった。
事前にお客様がDIYで炉台、炉壁を作成していて、とりあえず薪ストーブを設置できる状況になっていたことを確認していたので、予定通り工事を行うことになった。
あらかじめ千葉に行く前に、軽トラックに部材や工具を全部積み込んで準備しておいた。普段は車で移動するのだけど、今回は軽トラックを北軽井沢に置いて、電車とバスで移動した。それで電車とバスで北軽井沢に戻ってきて、車でお客様宅へ行く作戦だ。
工事当日の天気予報は「15時以降は曇り時々雨」の予報だった。作業中も時折、黒い雨雲が立ち込めてきたり、冷たい風が吹いたりで、いつ雨が降ってきてもおかしくない状況だったので、いつものようにゆっくり写真を撮りながらという余裕はなかった。作業の進行(スピード)優先で、サクサクとこなしていった。
薪ストーブの設置位置の煙突芯から、上方向に墨出しして、天井を開口する
開口したら煙突を野地板に固定して、化粧板で開口部分をふさぐ
薪ストーブ(ハンターストーブ アスペクト5)を設置して、煙突を接続する
耐震性を考えて、野地板だけでなく、室内側の低い位置でも煙突を固定する「かわはら式耐震煙突固定法」を採用
室内側と同時進行で屋根上のフラッシング施工も進める
建物の全景
雨仕舞いや、雪の影響を考えると、本当はチムニーを作成したくて、当初はそれを提案したのだけど、予算の制約があってフラッシング施工することになった。チムニーを施工する場合には、全く存在しないものを一から作る必要があるので、20万円ほど余計に費用がかかってしまう。薪ストーブ設置工事一式で、100万円か120万円かの違いということだ。雨仕舞い、雪の影響など、長い目で見たらチムニー施工の方が圧倒的に有利でお勧めしたい施工方法なのだけど、与えられた条件の中で最善を尽くすしかない。
設置した日は、まだ薪ストーブに火を入れるような陽気ではなかったので、涼しくなったら、取り扱い説明に行くことにした。
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