かわはら薪ストーブ本舗では、主に欧米製の高級機を取り扱っているけど、お客様の要望次第では、ローコストの中国製の鋳物の薪ストーブでの設置工事も行っている。
ちなみに同じトータルコストならば、薪ストーブ本体よりも、煙突に比重を置いてコストをかけた方が良い結果となる。欧米の高級機とシングル煙突の組み合わせよりも、中国製の鋳物の薪ストーブと二重断熱煙突の組み合わせの方が良い燃焼となる。
予算に余裕のない人は、まずは二重断熱煙突と中国製の鋳物の薪ストーブで使って、予算ができたら薪ストーブ本体を入れ替えるのが合理的だ。薪ストーブ本体は比較的簡単にサクっと入れ替えることができるけど、煙突は簡単にはいかない。
今回の物件は既存の中国製の鋳物の薪ストーブが壊れてしまって「単純に同じクラスと入れ替えたい」「コストはそれほどかけなくない」という要望だったので、容易に入手できるホンマの製品を提案した。
ホンマは新潟の会社なので、日本製と勘違いしている人も多いけれども、製品そのものは中国製で輸入品だ。
人件費の安い中国で生産しているので、比較的安い値段で入手できる。その分、クオリティは、欧米のものと比べて今一つだけど、それを割り切って使う分には良いと思う。
私は、薪ストーブ屋になる前に、実際に自分でも使ってたことがあるので中国製の鋳物の薪ストーブの長所、短所を熟知しているので、きちんと説明してお客様が納得してくれた場合には、ホームセンター扱いやホンマの中国製の鋳物の薪ストーブを使用することも否定はしないし、設置工事も行っている。
【中国製の鋳物の薪ストーブの特徴】
長所 → ローコストで入手しやすい、入門機として基本を学べる、調理などの実用性が高い
短所 → 空気漏れが大きく燃費が悪い、寿命が8-10年程度と短い
外から見るとダメージがあるようには見えない中国製の鋳物の薪ストーブ
内部はバッフルが崩壊して変形して、正常に燃えなくなっている
同じクラスの中国製の鋳物の薪ストーブ(ホンマ HTC-50TX)と入れ替えた
NHKのBSのキャラクターの「どーもくん」みたいなデザインがかわいい
ちなみに今回は既存の薪ストーブの口元を再利用できれば、煙突の加工なしでサクっと入れ替え工事ができたのだけど、経年の使用で熱酸化でボルトが固着していて取り外すのが困難だった。
薪ストーブ本体バラバラに分解して中からサンダーでボルトを切れば口元部分を回収できるけれども、現場でそんな手間と時間をかけるのは合理的ではない。
そこで既存煙突を加工して取り付けることにした。お客様宅の既存のシングル煙突部分が設置当時のかなり昔のもので、現在の私が使っているシングル煙突と口径が若干違って直接の接続ができない状況だった。
そのため、既存の煙突を切断して合わせた。このように単純にサクっと入れ替えというわけにはいかずに、現場で多少の加工が必要になったけど、手持ちの部材で何とか完了できてホッとした。
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コメント
Facebookの記事を見て何があったかを知り、ブログの記事で事情を知る。まさに車の両輪ですね。
Mr.トリデさま:
Facebookは即時性重視、ブログは情報重視ですからね。