長年使ってダメージを受けた薪ストーブを、最新モデルと入れ替え

「本体に亀裂が入ってしまった。焚くと、炎が亀裂の隙間から見えるようになってしまった」ということで、修理か買い替えかの検討の結果、修理せずに、最新型のモデルに入れ替えることになった。
鋳物のパーツを組み合わせて耐火セメントやガスケットで気密をとっているモデルなので、全てのパーツをバラシて、部品を取って組み立てなおすくらいのフルメンテをすれば復活するだろうけど、ボルトやネジ山も潰れてしまうので、ネジ山の切り直しなど、かなりの手間と時間がかかることは容易に想像できる。外装パーツを修復したところで、内部のパーツもそれなりにダメージを受けているはずなので、必要に応じて、それらも同時交換しないと安心できない。下手をすると安い新品のストーブが買えてしまうくらいの金額になる。
趣味で時間の取れる時にコツコツとレストア作業するのであれば、それもありなのだけど、シーズンに入っていて「すぐにでも焚きたい」という状況では無理がある。買い替えの決断も、合理的だと思う。
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煙突を取り外して、既存の薪ストーブを撤去
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Hetaアンビションと入れ替え後、すぐに点火して取り扱い説明
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順調に燃えていき点火後30分ほどで巡行状態になる
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温度が十分に上がったら空気調整して二次燃焼モードに移行
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すごく綺麗な炎で、お客様も喜んでくれた
「従来機よりガラスが大きく、また視線も下がらずに炎の迫力が違うし綺麗」「ガラスがまるでないかのように透明」「立ち上がりがすごく早い」と長年使ってきた比較対象があるから、違いを実感してくれた。
二台目の機種の選定は、目の肥えた経験のあるお客様を確実に満足してもらえるような提案が必要だ。初めて薪ストーブを使うお客様は比較対象がないから、どんな機種でも感動があるけど、二台目のお客様は、よほどの違いがない限りは感動してくれないからだ。
このように、最近では既存の薪ストーブが壊れたことに伴って、新しい機種へ入れ替える案件も増えてきている。愛着のある薪ストーブだから、修理して使いたいという気持ちも解るけれども、車や家電と同じで最新モデルはそれなりに進化しているので、燃費や使い勝手が向上しているので、買い替え、入れ替えの方が満足度も高いように思う。
もちろん、「時間と費用がかかっても良いから、フルレストアしてくれ」という依頼があれば、そちらの方向でも対応する。

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コメント

  1. うさぎ より:

    最近の一流メーカーのヨーロッパ最新機はガラスも耐熱ガラスにほとんど改良され、透明感があり炎がキレーですね。購入するときには要確認ポイントかなー

  2. かわはら より:

    うさぎさま:
    ガラスから炎が綺麗に見えるのも、薪ストーブの楽しみの一つだと思います。