ハンターストーブを使っているお客様から炉内のバッフル板を乗せる部分が変形してしまったという連絡を受けたので、点検に行ってきた。
右上部分が激しく湾曲している
左側も右側ほどではないけど若干変形している
なかなか珍しい状態だけど、これは過熱による曲がりだろう。薪を炉内にぎっちり入れて、空気を絞らずガンガン焚き続けるとこうなってしまう。シンプルな構造のハンターストーブだから、この程度の変形で済んだと思う。多少この部分が曲がったところで機能的には問題はないので、今後は焚き方を改善してもらうようにお話してきた。
万一、変形が進んでバッフル板が乗らなくなってしまっても、シンプルかつ明快な構造なので、鉄工所で鉄の断片を溶接してもらえば、すぐに修理完了だ。このようにハンターストーブは維持費、修理代がかかりにくいのが大きな特徴だ。
炉内に薪を満載せずに、適量（炉の半分程度の高さまで）入れて、ある程度温度が上がったら空気を調整して、ユラユラした炎で燃やすという基本に立ち返って使えば、バッフル板を支えられなくなるほどには変形は進まないと思う。
適量の薪を二次燃焼で適切にゆっくりと燃やすのがポイント
長時間燃やそうとして、薪を大量に突っ込んでいる人は、特に空気の調整に気をつけよう。適切に空気を調整して、二次燃焼のユラユラした炎の状態を維持すれば、薪ストーブにダメージを与えることはない。
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