既存建物に煙突をどう配管するか

アーティストが制作したオリジナルの薪ストーブが既に数年前から現場へ搬入済みで、そろそろ煙突工事をしたいということで満を持しての見積依頼だった。

現場は納屋を改装して、幼稚園やワークショップとして使っている建物で、一般住宅ではない。人がたくさん集まる場所なので、人の動線や室内のレイアウトは無視できない。例えば、煙突は真っすぐで、なおかつ棟に近い高い位置の薪ストーブ的にはベストの位置と思われる場所があっても、プロジェクターのスクリーンの前だったりすれば、その場所はNGだし、人が集まる中心部分もNGだ。

煙突の最適な位置を検討中

最初は最も単純に、建物の中心付近に薪ストーブを設置するプランが出たけど、人の居場所がなくなりそうなので、キャットウォークの下部に変更した。

煙突をキャットーウォークの外側から折り曲げる方法もあるが、それだと薪ストーブの上部の前面に煙突がせり出してきて、圧迫感があるし、背の高い人は頭をぶつけるリスクも出てくる。

最終的にはキャットウォークをぶち抜いて、煙突を真っすぐ立ち上げるプランがこの現場でのベストだと判断した。屋根の低い側に煙突がきてしまうが、それでも必要な最低の煙突長さの4メートル以上は確保できる。

このように、いくつかのパターンの一長一短を考えて、納得いくプランで提案した。

キャットウォークをぶち抜くプランで決定

現場で煙突部材の拾い出しのために必要な寸法を計測してメモしてきた。

個人的にはチムニーを作成して、屋根上の立ち上がりをもう少し取りたいけど、今回は予算の制約もあって、フラッシング施工となるかもしれない。

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