外壁に煙突を固定して、屋根の一部を切り欠いて真っすぐ煙突を立ち上げるプラン。最初はこの部分にミニチムニーを作ったり、フラッシングで納めてくれと言われたけど、物理的に無理がある。煙突を通してから、板金屋さんに上手いこと納めてもらうことになった。
工事予定の昨日は、1週間前程度の長期予報の時点では曇りだったので、問題ないと思っていたけど、関東地方が梅雨入りしたという気象庁が発表した当日で、前日の予報では雨に変更になってしまった。屋根の上に登るわけではないし、軒の下での作業で足場もあるので、まあ何とかなると判断して決行した。
新築現場の場合だと工事できるタイミングで行わないと、他の職方と絡んでしまったり、遅くなったら足場を撤去されてしまったりと、色々と難しい。今回も左官屋さんが外壁を塗るタイミングの合間で行った。左官材料を塗る下地処理が終わった直後だ。この後の晴れの日程だったら、もろに左官屋さんと絡むし、左官作業と雨どいの取り付けが終わったら、足場撤去されてしまう。
現場監督と調整して入れてもらった貴重な工事日なので、土砂降りでない限りは決行だ。この時期の雨降りでカッパを着ての作業なので暑いし、蒸れるしで大変だ。また地面は泥だらけになるので、足元が滑るし慎重な動きが要求される。道具、工具、資材も濡らさないように、あまり広げられないので、作業性が極端に悪くなる。いつもより時間がかかるけど、仕方ない。
この後に、雨どいが取り付けられるので、干渉しないようにこの中に煙突を通す必要がある。工務店の現場監督からは外壁と煙突の離隔距離を50ミリでと指定されていたけど、その通りにすると煙突と破風部分が干渉するので今回は協議の上で65ミリに変更させてもらった。
まずは寸法の確認と、墨出しだ。煙突貫通部分からの垂直線を下げ振りを使って確認する。固定金具を精度良く取りつける必要があるので、時間がかかっても良いので慎重に行う。この作業をきちんとやらないと、煙突がきちんとつかない。
固定金具も先端が屋根材より出てしまうと、雨どいと干渉するので、屋根材の出と同じ寸法で事前に切断した。
こちらは切断しなくても問題ないので、固定金具は既製品のままの状態で使った。
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