今回の山梨の現場では薪ストーブ本体の搬入が朝イチの午前8時半だった。
多くの場合は搬入時刻が、午後になるので、午前中に煙突工事を終わらせて、煙突芯の位置が確定した状況で、下げ降りを垂らして設置できるので、煙突接続の際に微調整で位置をずらす必要がないけど、この現場の場合はそういうわけにいかない。適当な位置に仮置きすると数センチ薪ストーブを動かさないと、煙突が接続できない。
搬入時刻より早めの7時半位に現場に到着すると、お客様が出てきてくれたので、すぐに準備に取り掛かった。煙突は取り付けていないけど、室内側の煙突貫通部分の芯の位置を出して、そこから下げ降りを垂らして炉台にマスキングテープで印をつけておいた。その位置を基準として薪ストーブ本体を仮置きしておいた。
室内側の煙突貫通部分の基準点から、チムニー天端部分への垂直線を出して、煙突をチムニー内に取り付けてから、屋外側の作業を終えてから、引き続き、室内側の作業に入る。
まずは貫通部分を隠すための化粧板の取り付けだ。打ち合わせ時にしっかり伝えたので、問題ないかと思っていたが、なんと天井裏に木下地が入っていなかった。石膏ボードにビスはきかないので、アンカーが必要になる。作業を中断して、ホームセンターへ石膏ボード用のアンカーを買い出しに行った。雨が降りそうな状況だったので、部材や工具を、外出時に雨が降っても大丈夫なように片づけて、往復と買い物の時間で、午前中の電話連絡での1時間のタイムロスに追加して、午後も、さらに1時間位をタイムロスした。
大工、現場監督の両者が現場に来て、図面も渡してしっかりと打ち合わせしたにも関わらず、この状態でどうしたものかと考え込んでしまった。メモも取ってないとか、現場監督にしか打ち合わせしてないのであれば、打ち合わせ通りになってなくても仕方ないかと思うけど、これ以上ないくらいの打ち合わせをしても、指示通りにいかないのが実情だと思い知らされた。
化粧板を取り付けてから、室内側の煙突を下方向へ接続していく。
最後に、薪ストーブとの接続時に位置の微調整の必要があるかと思っていたけど、全く動かすことなく煙突接続できた。極めて精度良く、煙突を取り付けられた。位置の微調整がある可能性があるので、軽量化した状態でパーツを組むのは一番最後にしていおいた。煙突を接続してから、薪ストーブ本体を組み立てていく。
新宮商行のSCS匠の二重断熱煙突の塗装の風味と、合ってて統一感のある仕上がりとなっている。
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