北海道での現場確認の二日目。初日は雨が降っていて屋外側の煙突の確認ができなかったので、翌日に天候が回復したので、再び現地に行く。
前日にお客様から話を聞いた時に「煙が逆流することがある」「煙突掃除を数か月に一度している」とのことだったので、煙突の性能が低下していることが懸念された。断熱材に雨水がしみ込んで、水冷煙突になっている可能性が考えられた。この状態だと、いくら薪ストーブ本体を交換しても期待外れの結果となるので、煙突の方も確認しておきたかったのだ。
パウダースノーのような粉状の煤であれば問題は少ないけど、コーティングが剥げたような板状の煤が大量に出てきた。これは煙の成分が煙突で冷却されて煙突内部に付着したものだと考えられる。
煙突の接合部分の穴を開けても影響の出にくい場所にドリルで穴を開けて、断熱材の状態をチェックしてみた。コネクター部分に切り欠きがあって雨水が侵入するリスクのある設計の二重断熱煙突だからだ。穴を開けたら水がドバドバ垂れてきたみたいなことになることも想像しながらの作業だ。
結果、断熱材は濡れている感じはなくて問題なさそうだった。
煙突トップの形状の問題か、焚き方(運用方法)の問題のどちらか、あるいはその両方であることが切り分けられた。
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