薪ストーブ設置に必要な予算は、新築の時と、既存住宅へのリフォーム設置では全然違ってくる。
新築の場合は建物に足場があるし、炉台、炉壁、煙突貫通部分の作成、チムニー作成などは建築工事の中に予算が組まれているので、表面化しない。薪ストーブ本体と煙突部材の価格に工事代だけなので、一般的なケースで130-150万円位あれば納まるケースが多い。
しかし、既存住宅へのリフォーム工事の場合には、新築時に建築工事に含まれて見えていなかった分が、全て必要になるので、トータルで200万円位見ておかないとかなり厳しい。
もし、これよりも安くしたい場合は、どこかで妥協する必要がある。低予算で実現したい場合は、薪ストーブ本体を廉価な物にするしかない。薪ストーブ本体の定価が60万円の物もあるし、10万円の物もある。ここで50万円の開きがある。そして、炉台、炉壁などもDIYでやったり、簡単な置くだけの鉄板にすれば、タイルやレンガ仕上げよりも10-20万円安くなる。このように、切り詰められるところをどんどん切り詰めていけば、100万円程度まで圧縮することは可能だ。
先日も「中古住宅を取得して薪ストーブを導入したいから見に来て」という案件で現場へ行ってきた。
しかし、ざっくりとした予算が知りたいだけだったら、現場を見なくても、200万円位の予算と答えられる。低予算であれば、いくらなら出せるのかを逆に言ってもらった方が、その予算の中でどう実現させるかを考えられるので有意義だ。
当店では現場確認をして詳細かつ具体的な見積もりを作成するためには「見積作成料」として5万円の前払い制としている。この金額は、当店にて薪ストーブ工事を行う場合には、工事代に充当するので実質的なお客様の負担はないけど、単純に見積だけで、当店にて工事を行わない場合には見積作成の経費として処理して返還しない。
見積を作成するためには、往復の交通費、その日に他の仕事ができなくなる分の遺失利益の発生、見積作成に必要な時間や手間、そして何よりも設置プランの提案というスキルの提供が必要なので「無料で見積書作成」ということは行っていない。
↓ 画像クリック(タップ)で応援をお願いします
(ランキングに参加しています)