アルテックのソープストーン製の薪ストーブの「ビジョンクック」は重厚なデザインで、日本の輸入元の定番のカタログモデルのクッキングストーブの「グランデノーブルコンプリート」とは違って受注輸入だ。そのため、あまり詳細を見る機会がないので、このモデルを導入したお客様宅の例で、実機の操作方法を紹介しておこう。
「ビジョンクック」は「グランデノーブルコンプリート」と比較すると、デザインだけでなく、サイズや重量もワンサイズ大きい全く別物だ。蓄熱量もその分だけさらに大きいので、火が落ちた後の放熱量が大きいことも魅力の一つだ。
「ビジョンクック」は最新世代の「グランデノーブルコンプリート」の一世代前のモデルなので、空気をたくさん取り入れて、大量の薪を豪快に燃やすことができる設計となっている。空気の取り入れ口も、側面、背面、そして今回は写真は撮ってないが、扉のところにも空気取り入れ口がある。
焚きつけ時にはダンパーは縦位置、そして全ての空気取り入れ口を全開にする。
※ある程度薪ストーブの温度が上がってから、ダンパーを切り替える
ある程度薪ストーブの炉内温度が上がるまでは空気全開で豪快に燃やすと良い。温度が上がってきたら、ダンパーのレバーを横位置に回す。
その他の空気調整の3か所については、薪の組み方、太さ、乾燥具合、樹種などによって、燃え方を見ながら適宜調整していくことになる。どの調整が、何を意味しているかは、見れば直感的に判るような設計なので、考えながら操作してみるのが慣れのコツだ。使いこなすまでは、ある程度の慣れと観察力が必要になってくるが、上手にできるようになってくると、楽しさが倍増すると思う。
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