ビジョンクックの操作方法

アルテックのソープストーン製の薪ストーブの「ビジョンクック」は重厚なデザインで、日本の輸入元の定番のカタログモデルのクッキングストーブの「グランデノーブルコンプリート」とは違って受注輸入だ。そのため、あまり詳細を見る機会がないので、このモデルを導入したお客様宅の例で、実機の操作方法を紹介しておこう。

店に置いてある薪ストーブの実演展示機は、中古の格安販売品として放出するタイミングで時々入れ替えている。 もう半年位前に1台放出してから...

「ビジョンクック」は「グランデノーブルコンプリート」と比較すると、デザインだけでなく、サイズや重量もワンサイズ大きい全く別物だ。蓄熱量もその分だけさらに大きいので、火が落ちた後の放熱量が大きいことも魅力の一つだ。

アルテックのビジョンクック

「ビジョンクック」は最新世代の「グランデノーブルコンプリート」の一世代前のモデルなので、空気をたくさん取り入れて、大量の薪を豪快に燃やすことができる設計となっている。空気の取り入れ口も、側面、背面、そして今回は写真は撮ってないが、扉のところにも空気取り入れ口がある。

焚きつけ時にはダンパーは縦位置、そして全ての空気取り入れ口を全開にする。

排気を煙突方向へ抜くダンパーの位置は縦

横にするとオーブン室の温度が上がる

※ある程度薪ストーブの温度が上がってから、ダンパーを切り替える

本体側面の空気取り入れ口

側面の空気取り入れ口を閉じたところ

背面の空気取り入れの調整用のレバー

背面の空気取り入れ口

背面の空気取り入れ口を閉じたところ

ある程度薪ストーブの炉内温度が上がるまでは空気全開で豪快に燃やすと良い。温度が上がってきたら、ダンパーのレバーを横位置に回す。

その他の空気調整の3か所については、薪の組み方、太さ、乾燥具合、樹種などによって、燃え方を見ながら適宜調整していくことになる。どの調整が、何を意味しているかは、見れば直感的に判るような設計なので、考えながら操作してみるのが慣れのコツだ。使いこなすまでは、ある程度の慣れと観察力が必要になってくるが、上手にできるようになってくると、楽しさが倍増すると思う。

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