リフォームを担当した工務店からチムニーが完成したと連絡をいただいたので、工事の段取りを組んでいたのだけど、当初の予定日の前日には雪がけっこう降ってしまった。悪条件の中での積み込みは避けたいし、そもそも現場の屋根に雪が積もった状況では、安全な施工に差し支えがある。施主さんと協議の上で、工事日を延期させてもらった。週間予報をチェックして晴天が数日間続いた後の日を設定した。
そのため、今回の現場は万全の体制で工事に入ることができた。煙突工事の際は、「屋外側は勾配のきつい滑りやすい瓦屋根」、室内側は「手すりの上に足場板を渡した吹き抜けの上での作業」と真剣勝負なので、カメラを持って写真を撮っている余裕はなかった。
無事に煙突工事が完了した後に、薪ストーブ設置の作業に入る。
事前に脚を取り付けてからパレットに乗せたホンマHTC-80TXの搬入作業だ。トラックを掃き出し窓のところまでは横付できる現場ではなかったので、広い場所でトラックの荷台から降ろして、そこからハンドリフトの車輪を使って搬入する掃き出し窓まで薪ストーブを移動した。
床面と高さを合わせると、平行移動するだけで楽に搬入できる。
設置完了したら、すぐに火入れしての取り扱い説明だ。お客様のところにあった薪や廃材を組み合わせて、焚き付けを行った。太すぎる薪が多かったので、細目の適切なサイズをピックアップして、焚き付け材の細い物は、廃材を鉈で割って作成した。斧と鉈の両方が必須と案内した。
今回の古民家リフォームの現場は、予算の制約もあって、薪ストーブ本体は廉価なホンマ製を採用したが、組み合わせる煙突は高品質な国産の二重断熱煙突で、チムニーと角トップで雨仕舞も万全という仕様だ。
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