薪ストーブを稼動させていると、それを熱源にして様々な料理を作ることができる。
ヤカンを天板に乗せて、いつでも沸騰したお湯を使うことができるというのはもちろんだが、他にも天板に鍋を置いて煮物、焼き芋など特殊な器具を使わなくても手軽に料理ができる。焼き芋はフル稼働していないシーズンには炉内の消えかかった熾き火の灰の中に入れておくのもいが、フル稼働しているとそういう状況がなかなかないので、天板の上がお勧めだ。天板の上でも炉内と同様に美味しくできる。
ダッチオーブンがあるとさらに料理のレパートリーが広がる。炉内の熾き火の上に置けば下だけでなく上からも加熱されるので圧倒的な熱量で短時間で料理ができる。ポトフ、蒸し焼きなど素材の味を生かした料理ができる。これらは下ごしらえをすることなく、素材を丸ごとボコボコとダッチオーブンに入れるだけでもOKなので、普段料理をしない私のような男性でも気軽に取りかかれる。
ダッチオーブンの蓋の部分だけを利用してピザとか、ピザパンも美味しい。適度に炎が出るように火力を調整してやると美味しくチーズの部分が溶けて、焦げ目がついてくれる。ただし目を離すとすぐに黒こげになるので入れたら注意深く見守る必要がある。扉を開けると炉内の温度が冷えて美味しくできなくなるので、開ける際は最小限の時間にとどめることが美味しくつくるコツだ。
昨日はたまたまリンゴがあったので、写真の焼きリンゴを作ってみた。芯の部分をくりぬいて、砂糖、シナモン、バター、干しぶどうを詰めてアルミ箔で包んで、ダッチオーブンに入れて、それを炉内で30分ほど焼くと完成。