ヒミエルストーブKD01製品版を仮設置してオーブン料理した

和歌山と山梨での2現場連続での設置工事を終えて、とりあえず北軽井沢店に戻ってきて、ようやく一段落ついた。

出張でやるべきことをこなして、帰ってきて時間を取ることができたので、以前、兵庫へ行って、プロトタイプから入れ替えてきたヒミエルストーブKD01の製品版をようやく、バックヤードに設置した。

入れ替えの様子の記事はこちら

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使用した煙突部材は、これまで撤収した現場から引き揚げてきた中古品や、倉庫に眠っていた、あり合わせのものだけで作成した。ひとまずゼロ円で、やれるところまでやってみた。

かわはら薪ストーブ本舗の北軽井沢店は、退去時に現状復帰が条件で借りている店舗なので、壁面や屋根に煙突貫通穴を開けない方が無難なので、既存の窓枠(サッシ)の内側に木枠を作成して、そこから貫通させる作戦を取った。

この後、足りない部材については、新品を発注することになる。
今回できなかった残りの作業は「屋外側の煙突を屋根に上まで立ち上げて固定すること」「室内側の化粧板の取り付け」の二つくらいだ。煙突を建物から貫通させる場合に必須の雨仕舞いができたので、「とりあえず」薪ストーブを焚くことができる状態までいけた。

煙突の終端が、まだ壁を抜いたところで終わりで、明らかに短かくてドラフトが弱く本来の燃え方ではないけれども、ここまでくると、完成を待たずに火を入れてテスト燃焼させたくなる。

ドラフトが弱い時の燃え方の体験にもなり、きちんと煙突を延長した時の燃え方の違いも比較できる。

仮設置後、早速、火を入れてみた。以前のプロトタイプの使用で、だいたいの使い勝手は理解していたので、それに準じて燃えたけど、やはり今の状況だとドラフトが弱くて、薪の投入時に室内側へ煙が漏れる傾向があった。

まあ、これについては、本来の薪ストーブが性能を発揮できる煙突長でないし、久々のヒミエルストーブの焚きつけということもあって、こんなものだろうという感じだった。

逆に、これで、きちんと燃えたら、原理原則に反するわけだから当然だ。

温度が冷えた状態のゼロスタートからも問題なく立ち上がって、一晩焚いて、翌朝、熾火からの再着火も問題なかった。

せっかく火を入れたので、オーブン室も使ってみた。野菜や肉を適当に切って、塩コショウと油をまぶして、耐熱容器に入れてオーブン室に入れておくだけで、絶妙の美味しい料理が完成した。

短時間の使用だったけど、プロトタイプから改善されたポイントも実感できた。

排気ダンパーでのコントロール性もすごく良いし、オーブン室の臭い抜き穴の追加も功を奏して、オーブン室の扉を開いても室内側に料理の香りが出てこなくなった。

また、ヒートシールドの追加により、設置場所周辺への熱の影響も少なくなり、ストーブのすぐ近くにいてもマイルドな暖かさとなって心地よい。

特に料理するときに恩恵が大きい。そして、薪の消費が少なくて燃費が良い点は相変わらずだった。

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