薪ストーブのある家で全館暖房を考えると、吹き抜けにするのが手っ取り早い。間取りの関係で、吹き抜けにしない場合には、暖気の流れを考えると良いが、いかなる場合でも薪ストーブの暖気が上に溜まるので、シーリングファンを設置すると良い。上部に溜まった暖気を循環させて室内が快適になる。
吹き抜けの場合でも、吹き抜けにしない場合でも、薪ストーブを設置した部屋の最上部に取り付けることをお勧めする。これは、後からつけると天井補強や配線など大変なことになるので、住宅の設計時点から検討しておくのが良い。
薪ストーブを使用しないシーズンにエアコンを使う時にも冷房効率が上がるし、冷房を使わないで我慢できる許容範囲も広がる。1年を通して活用できる。
今回の横須賀のお家も、シーリングファンを2機設置している。
シーリングファンと共に、もう一つ重要な設計が、広い炉台や土間だ。
室内で広く作っても、フローリングと段差なしでフラットになっていれば、邪魔にはならない。
デッキから薪を搬入する際の動線も良いし、土間になっているので、木くずが落ちても簡単に掃き出せるし、理想的な薪ストーブの設置場所となった。
↓ 画像クリック(タップ)で応援をお願いします
ランキングに参加しています・・・