ソープストーン製の薪ストーブ「グランデノーブルデポ」の取り扱い説明も終盤になってきた。
炉内温度が十分に上がって、熾火が、たっぷり炉内にできて、二次燃焼する温度になったら空気調整して、その後はしばらく放置だ。そのまま時間が経つと、炎の出方が弱くなって、熾火から少しだけ炎が立ち上がっている位の状態になってくる。
この時がピザを焼くのに最適な炉内の状況だ。この状況を見極めるのが重要なポイントだ。【一つ目のコツ】
今回のお客様は薪ストーブ料理も非常に楽しみにしていて、「この状態がピザを焼くのに最適な状態」と説明したら「近所のスーパーでチルドピザを買ってくるから焼いて」ということになった。幸い、キャンプ好きのお客様なので、五徳やピアット、ピザストーンなどの道具も揃っていたので、しばらく買い物の帰りを待っていた。
お客様が買い物から帰ってきたら、早速ピザ焼きのレクチャー開始だ。
五徳を入れる際に炉底の熾火を左右に寄せて、直下からの熱を少なくしてやると、ピザ底が焦げず、なおかつ具材が上手に焼ける。
リフォーム工事で多くの職人さんが入っていたので、かなりの枚数を立て続けに焼くことになった。1枚だけ焼く時には、必要ないことだけど、パーティなどで、続けてピザを焼く場合には二つ大事なポイントがある。
ピザを乗せるピアット、ソープストーンも同じ物を使いまわさないで、複数使って、焼いた直後に使った物は冷ましておくことだ。同じ物を使っていると、熱を持ちすぎて、次に焼くピザの底を焦がしてしまう。【2つ目のコツ】
ポイントとしては、立て続けに焼く際は、後半になってくると熾火の量が少なくなっていき、炉内温度が低くなりがちなので、どこかのタイミングで細い薪を追加して炎を立ててやることだ。これで石窯のような焼き方が再現できる。【3つ目のコツ】
ソープストーン製の薪ストーブ「グランデノーブルデポ」だと、薪ストーブ本体が蓄熱してくれているので、まさに石窯だ。
ピザ作りが終わって、熾火の量がかなり少なくなってきたら、今度は焼き芋に最適な炉内状況となる。アルミ箔にサツマイモを包んで、1時間程度炉内で放置する。とりあえず、炉内に投入するところまで、現場にいて、3時休憩のおやつにということで、現場を後にした。帰り道の途中で美味しそうな焼き芋の写真が送られてきた。
薪ストーブの取り扱い説明で、火入れ、空気調整、そして薪ストーブ料理としっかりとレクチャーしてきた。
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