通常の既存住宅への煙突工事の場合はチムニー工事が完全に終わってから行うけど、今回の和歌山の現場ではチムニー工事の時に私もいたので、チムニーの内側のケイカル施工が終わった段階で煙突を固定できる状況になったら、そのまますぐに煙突工事に入らせてもらった。
チムニー外壁の板金工事と同時進行で、室内側の煙突工事を進めていったので、非常にスピーディで通常の施工方法と比べて1日早く終わらせることができた。室内側の煙突工事が終わった頃に、チムニーの上の囲いフラッシングの取り付けや雨仕舞の処理をして、完了だ。
今回の施主さんは自分の敷地から切り出してきた木を自分で製材して、ログハウスを積んで、屋根も家族総出で施工したそうだ。さすがに内装工事だけは本職に任せたそうだけど、建物本体は自分で作ったということだった。私が最初に現場確認に呼ばれた時には、まだ内装工事が始まったばかりで、建物の内部はがらんどうの状態だった。
その時は「チムニー造作も内装工事をやった大工さんがやる」ということだったのだけど、「やるやる」と言っているだけで、いつになってもやってくれないで、このままだと今年の冬の薪ストーブシーズンに間に合わなくなってしまいそうということで、当店にチムニー施工の依頼が来た。
このように、地元の工務店や大工さんが、屋根を抜くチムニー工事を雨漏れを怖がって逃げるような難しいケースでも、当店では施工可能だ。大工、板金屋さんのチームと同行して、全国どこでも対応する。細かな部分までこだわって、一連のブログの記事で紹介したように、丁寧で確実な仕事をしている。
付け加えておくと、「工事をしたらそれで終わり」というわけでなく、万一の不具合があった場合には、きちんと保障対応できる体制も構築している。かわはら薪ストーブ本舗として、保障金額1億円の賠償責任保険にも加入しているし、私が関わっている工務店も同様だ。
工務店、職人さん、および私も、保険を使うほどでもない些細なことでも、やった仕事については、最後まで責任を持って対応する「責任施工」をしている。
遠方だからと言って、心配するようなことはない。
建築開始から17年越しの待望の薪ストーブがいよいよ実現した。家族、親戚、友人たちも非常に楽しみにしているようだ。そこに関わらせてもらって幸せだ。
今回設置した機種はハンターストーブの最新モデル「ヘラルド14エコ」だ。設置するのがログハウスで、高気密高断熱という最新住宅ではなく、気密性もそれほど良くないので、大型モデルを選択した。
一つ小さい「ヘラルド8エコ」は今年1月に、実際に店で分解組み立てして内部構造をチェックして、さらに燃焼テストして、問題ないことを確認していた。シンプルな構造でメンテナンス性が非常に良く、ユーザーでも簡単に煙突掃除ができる構造になっている。それの兄貴分の大型モデルだ。
当店での薪ストーブ施工は、工事をするだけではなく、取り扱い説明も重視している。きちんと時間をかけて、しっかりとレクチャーして、お客様が疑問点を持ったまま、不安な状態で薪ストーブを使うことがないようにしている。和歌山での取り扱い説明の一コマを動画で撮影した。
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