煙突を立ち上げられない場合の最終手段(強制排気ファン)

今回の横浜の現場ではRCのビルの室内側から屋外側へ煙突を外壁をコア抜きして貫通させた。この場合には屋外側で外壁に煙突をアンカーボルトで固定して屋上まで立ち上げるのが基本だ。過去に、このようにRCのビルの外壁に煙突を固定するパターンでの設置を2件行っているが、両方ともそうしている。

RCの外壁へ煙突固定用のアンカーボルトの施工

都内のビルの煙突工事は、なんと一日で完了!

しかし、今回の現場は外壁の外の敷地が30センチ位しかなくて、足場はもちろん施工できないし、まして二連梯子さえもかけられない状況だ。

外壁とフェンスの間が30センチ位しかない

RCの建物にきちんと煙突を固定するにはアンカーボルトを適切に施工する必要がある。「煙突貫通部分の施工の後に、二階の窓から身を乗り出して施工」という作戦も考えられたが、足場なしでの作業は不確実だし、リスクが極めて高い。

所定の位置に寸分の狂いなく、垂直に指定の深さで孔をあけるには足場が必須

RCの建物に煙突設置

昨年の見積作成前の現場確認の段階で、隣の敷地の倉庫の管理会社に足場を組ませてもらって良いか確認を取ったら、地主、建物のオーナー、荷主の三者に了解を取るから、まずは管理会社に来て詳細を説明に来て欲しいということになって、とても今回の施主さんのお店の開店予定日までに工事ができそうにない雰囲気だった。

また、予算の制約も厳しく、足場を組む予算、そして屋上まで煙突を立ち上げる部材の費用を確保するのは不可能な状況だった。

そのため、今回の現場では強制排気ファン(チムニーファン)を使用して、煙突の立ち上げを最小限で抑え、地上から脚立で作業できる範囲で施工することにした。強制排気ファン(チムニーファン)は20万円位するが、足場を組む費用や、屋上までの煙突部材をコストカットできることを考えると、トータルで見れば数十万円安く上げることができる。

100VのAC電源が必要になるので、停電時には使えないし、電気製品なので故障のリスクがあるというデメリットはあるけれども、上記のメリット(低予算と設置環境)を考えて、このプランを提案して、採用された。

外壁貫通の後、最低限の立ち上げで済む

無事に施工完了

煙突貫通部分の近くに配管や窓枠があって化粧板と干渉するため、化粧板を加工したり取り付けも一筋縄ではいかない状況だった。配管も偶然煙突の縦の部分と干渉しないような曲がり方をしていたのでラッキーだった。もし外壁から離れた位置で配管が真っすぐきていたら、この場所での煙突施工は難しかっただろう。

ちなみに、強制排気ファン(チムニーファン)が敷地からはみ出さないように、下げ振りを垂らして出幅を確認したりと、境界線ギリギリの設置ならではの作業もあった。

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