かわはら薪ストーブ本舗が薪ストーブ設置の際に重視していることの一つが「メンテナンス性」です。
金銭的、体力的に無理なく長年薪ストーブを使用するには「メンテナンス性に優れている」ことが重要です。
ユーザー自身で煙突掃除が出来ることのメリット
当店では以下2点のメリットを考慮し、「メンテナンス性」に優れた設置工事をご提案いたします。
1.メンテナンスコスト(ランニングコスト)の削減
メンテナンス性が良い施工をすると、まず
「煙突掃除にかかる費用が不要になる」
という金銭的メリットがあります。
燃料である薪の乾燥度合い、お客様の焚き方により煙突に付着する煤の量には差がありますが、シーズンオフ後の煙突掃除は必須です。
業者に委託した作業代が3万円と仮定しますと、(目安としてその程度です)、10年間で30万円、20年間で60万円のランニングコストがかかります。
これをユーザー自身が作業できる設計にすると、このランニングコストが丸々不要になります。
かわはら薪ストーブ本舗では
『ユーザー自身が煙突掃除できる』
薪ストーブ設置工事を最優先しております。
- 手すりの設置
- チェーンの設置
- 室内から屋根に上がれる動線の設計
など、お客様の住宅環境に合わせたメンテナンス性重視のご提案をさせて頂きます。
2.煤の付着を確認することで焚き方が正しかったか判断できる
大きなメリットの2つ目は、
「正しい焚き方だったか」
シーズンを振り返ることで検証出来ることです。
ユーザー自身で煙突に付着した煤の量を確認すれば、今シーズンの焚き方がどうであったか判断できます。
煤の量が多い場合は
- 焚く温度が低かった
- 薪の乾燥が充分でなかった
ことが考えられます。
この結果を次のシーズンに活かすことで薪ストーブを使いこなすスキルが向上していくのです。
設計の一例
これは新築のチムニー作成中のものですが、チムニー後ろ側のベランダから直接屋根に上がれるように設計しています。
地上から二連梯子で屋根に上るのとは比較にならない安全性です。
梯子を固定する手間や時間も省略出来、大幅な労力の削減と身体を外に晒さないことによる高い安全性が担保されます。
このように、
- ユーザー自身でメンテナンス作業できることによるランニングコストの削減
- 煤の量や状態確認による薪ストーブ使用スキル上達
かわはら薪ストーブ本舗ではこれを実現するため
“ユーザー自身で容易に煙突トップへアクセスして煙突掃除しやすい設計”
を提案させて頂きます。
「チムニー+角トップ」を推奨しております
薪ストーブ本体は経年劣化やユーザーのライフスタイル変化により交換となるケースが多々あります。
一方、煙突は一度設置するとよほどのことが無い限り交換することは無いでしょう。
煙突の交換作業費は高額です。
上記の理由からかわはら薪ストーブ本舗では国産メーカー「新宮商工」またはメイク、メトス扱いの「高木工業所」製の二重断熱煙突および雨仕舞に有利な煙突トップである「チムニー+角トップ」を推奨しております。
理由としては一般的に見られる三角錐の金物を利用した「フラッシング」施工とはこのような差があるためです。
フラッシング施工の場合
- 煙突が外部に晒されているため煙突の継ぎ目から雨水が侵入する可能性がある
- 煙突が外部に晒されているため雨・紫外線により煙突が劣化する
- トップからの鳥・虫が侵入する
一方チムニーを作成し角トップで施工すると、
- 煙突が外部と「絶縁」されるので雨水の侵入がない
- 煙突が外部と「絶縁」されるので雨・紫外線による劣化がない
このように「チムニー&角トップ」を採用することで長期間に渡る圧倒的な雨仕舞の優位さが担保されるのです。
さらにメンテナンスの際に身体や道具をチムニーで支えることもできるので安全確実に作業できます。
確かに「フラッシング施工」と比べ「チムニー+角トップ」での施工コストは高くつきます。
しかし「チムニー+角トップ+国産二重断熱煙突」は一生モノです。
初期費用を抑えても、雨仕舞の不備や煙突の劣化で交換ということになると総コストは簡単に逆転いたします。
お客様が将来に渡り不安なく安心安全に薪ストーブを使用しようとお考えなら、当店は
「チムニー+角トップ+国産二重断熱煙突」
を強くお勧めいたします。
「チムニー+角トップ+国産二重断熱煙突」
の組み合わせではございません。
あくまで当店が考える「理想の煙突」であるということです。
当店ではお客様のご予算やお考え・お好みに合わせ、頂いた条件の中で最善のご提案をさせていただきます。