薪ストーブの地震対策をネスターマーティン薪ストーブで

6月25日の早朝に千葉でも震度5の大きな地震があったばかりだし、浅間山も同日午後に火山性地震の頻発で噴火警戒レベルが1から2に引き上げられた。

このように最近の関東では地殻活動の明らかな予兆が表れているけど、日本全国、いつ、どこで巨大地震が発生しても、おかしくない状況だ。

かわはら薪ストーブ本舗で「メンテナンス性」と並び重視していることが、「耐震性」です。 薪ストーブ使用時に地震が…

かわはら薪ストーブ本舗では「かわはら式耐震煙突固定法」と名づけた、オリジナルの薪ストーブの転倒防止策を取っているけど、さらに強固な対策を取りたい場合には、ネスターマーティンの場合には追加でネスターマーティン専用の薪ストーブのオプション品を使うのも有効だ。京阪エンジニアリングで開発された耐震用の固定金具を使用する。

巨大地震の際に、薪ストーブの転倒を防止する装置をネスターマーティンのSシリーズ、Hシリーズの場合、オプションで選択することが可能だ。 ...

ちなみにネスターマーティンの機種以外でも、機種によっては脚を床面に固定することも可能だ。

【参考】

毎年3月11日になると東日本大震災を思い出す。 その時は私が施工しているエリアでは、薪ストーブが振り子のように煙突を軸として数センチ動...
都内の古民家リフォームの現場も、いよいよ完成日が近づいてきた。今週末には、完成見学会も予定されているようだ。それを前に薪ストーブ設置工事に行...

京阪エンジニアリングのオリジナルの固定金具

ちなみに、この下のブログ村のランキングバナーで施工したドブレ700SLもかわはら式耐震煙突固定法を採用している。

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炉壁のすぐ上のなるべく煙突口元に近い位置で煙突固定をして、スライド煙突はその固定箇所の上に設定するという独特の煙突配管の手法だ。

この私独自の地震対策に加えて、京阪エンジニアリングが開発したネスターマーティン専用の固定金具を使えば、薪ストーブの上部、下部の両方で建物に固定できて、地震の際の安心感が倍増する。

薪ストーブの底面にこの金具を取り付けて、炉台に固定する

炉台にアンカーボルトを埋め込む必要があるので、どんな現場でも適用できるわけではない。タイルや石の炉台だと、アンカーボルトを打ち込むと割れてしまったり、地震の際の強度が確保できないので、基本的にはコンクリートが望ましいが、それだと見栄えがイマイチと考える人もいるだろう。その場合には、この金具の周辺だけ(つまり薪ストーブの底面の部分だけ)をコンクリートにして、周囲を石やタイルで囲むような施工にすると見栄えも悪くならない。

固定金具の取り付け位置と寸法図面

この固定金具を使う場合には、煙突芯の位置と、アンカーボルトの位置はかなり正確に合わせる必要がある。数ミリ以内の誤差が許容範囲と思って、それなりの計画性と精度が要求される。

まだ、私はこの京阪エンジニアリングのオリジナルの固定金具を、現場で使ったことがないので施工事例の写真はないけど、かわはら薪ストーブ本舗 北軽井沢店には実物サンプルを置いてあるので、興味のある人は実際に手に取って見ていただくと、納得できると思う。

ちなみに、この下のブログ村ランキングバナーのエイトノットの薪ストーブも、かわはら式耐震煙突固定法で設置している。

このように、かわはら薪ストーブ本舗では、可能な限りの地震対策で施工することを基本としている。普段の暮らしの時に楽しく快適に使えるというのは、もちろんのこととだけど、毎年のようにやってくる自然災害時でライフラインが止まるような時でも、薪ストーブを、暖房、照明、調理器具として活用し続けて、家族の暮らしを支えられるような災害対策グッズとしても使えるようにと考えている。
「薪ストーブ店に見学に行ったけど、ネスターマーティンは暖かくない・・・」 ネット上でたまに見かける意見です。 …

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コメント

  1. 薪ようこ より:

    この装置位しっかりと薪ストーブ本体と床で地震対策をしたいと思ってますが、せめてもう少し簡単に追加工事を請けて貰うためにも何かしらの付属セットとして鉄板オプション付きの地震装置が有れば広まるのかも。

  2. かわはら より:

    薪よう子さま:

    「しっかり」と「簡単」は矛盾してしまいますので、難しいと思います。